水質の良さと豊かな土壌から育まれるお米。東北・秋田県は日本酒造りに恵まれた土地で、まさに美酒の郷と呼ぶにふさわしい場所です。
秋田に訪れたらお土産に日本酒を選ぶ方も多いですよね。そんな秋田のおすすめしたい日本酒が新政酒造の『No.6(ナンバーシックス)』。
日本酒の伝統を守りながら造られており、みずみずしい新鮮な味わいを楽しめます。今回は『No.6』の魅力についてご紹介します。
秋田県が誇る新政酒造と唯一の生酒『No.6』
秋田県は豊かな土壌と水質に恵まれた土地です。この土壌と水質がおいしいお米を育み、良質な水と共に数多くの銘酒を生み出しています。米どころである秋田県は、酒どころでもあるのです。
銘酒の故郷である秋田県で生まれた日本酒の中で、特におすすめしたい日本酒があります。それが新政酒造の日本酒でも特におすすめしたい生酒『No.6』です。
新政酒造について
『No.6』を作る新政酒造は、日本中が揺れた動乱の幕末に創業した老舗酒造です。
度重なる戦争や災害を乗り越えて酒造りを行っており、2008〜09年度醸造(平成20酒造年度)からは社員の平均年齢が30代前半と若い社員が中心となって日本酒を作るようになりました。
現在は秋田県の酒造りの伝統を守りながらも若々しく近代的な酒造りを実現しています。
新政酒造が酒造りでこだわっていること
2009~10年度醸造(平成21酒造年度)からは、秋田県の自然と先祖の功績に最大限の敬意を表し、使用酵母を6号酵母系のみに限定して酒造りをしています。
『No.6』が生まれたのは秋田県の豊かな大自然と6号酵母があるからです。水も原材料のお米も秋田県産にこだわり、その年で最も出来が良いお米を使用して作られます。
No.6と6号酵母の深い関係
新政酒造の定番生酒である『No.6』は、日本酒を作る際に配合されることが多い酸類や酵素剤、ミネラル類などを使用していません。
6号酵母と秋田県産の品質の良いお米と水から作られています。日本酒として出荷される際に残るような可能性のある添加物を一切使っていません。
また、現存する最古の清酒酵母「きょうかい6号」こと6号酵母の独特な風味を生かすために火入れを行わず、マイナス5度以下に保って貯蔵管理をしています。秋田県の寒冷な気候が繊細な管理を必要とする『No.6』に好ましい環境となっています。
No.6は6号酵母と品質のいいお米と水、そして秋田県の環境でできているのです。
No.6は生鮮食品ならぬ"生鮮日本酒"
新政酒造のNo.6は日本酒の生酒なので、無殺菌の生鮮食品と同じと考えましょう。未開封でも必ず常時冷蔵保管は必要です。
またNo.6は通常の日本酒と違って長期保管には向きません。出荷月から3ヶ月以内に購入し、鮮度がいいうちに飲み切ってしまうことがおすすめです。開封したらすぐに飲み切るほうがいいのですが、できれば2~3日以内には飲み切りましょう。するとNo.6のフレッシュなおいしさを損なわずに楽しむことができます。
人気の日本酒『No.6』3種類を解説
『No.6』は生酒らしい軽やかな味わいで、フルーツのように軽く弾けるさわやかが特徴です。また酸味とほのかな甘みが楽しめます。
『No.6』には3つの種類があり、どれも日本酒を普段飲まない人でも飲みやすい味わい。今まで日本酒が飲めなかった人が次々と購入するようになり、新しいファンを増やしています。また現代的なデザインのボトルの美しさもNo.6の魅力の一つです。
R-type(アールタイプ)

R-type(アールタイプ)は通常版のレギュラーの意味です。定価は720ml入りで1,980円(税込)なので、気軽にNo.6を楽しめます。
S-type(エスタイプ)

スペリオールを意味するS-type(エスタイプ)は、ほのかな酸味とキレのいい味わいが楽しめます。定価は720ml入りで2,480円(税込)です。
X-type(エックスタイプ)

『No.6』の最上級となるのがX-type(エックスタイプ)です。しっかりしたコクとフルーティーさ、そして6号酵母ならではの豊かな味わいを持ち、日本酒としてのNo.6の魅力を満喫できます。定価は720ml入りで3,280円(税込)です。
No.6を購入するなら特約店がベスト
『No.6』を醸造している新政酒造の特約店で購入するのがベストです。
No.6で使われている6号酵母は熱に弱く、繊細な管理が必要です。No.6は極めて繊細な管理によって高い品質と素晴らしい風味が守られています。そのための信頼できる特約店で購入するのが一番おいしい状態で手に入れることができます。
まずは新政酒造に特約店を問い合わせることがおすすめです。公式サイトから問い合わせを行うことができます。そして近辺にある新政酒造と契約しているお店を見つけて、No.6を購入するのが良いでしょう。
通販で販路を広げて業績を上げるよりも誠実な酒造りを選んでいる新政酒造の信頼するお店なら、鮮度の良いNo.6が確実に入手できます。
まとめ:繊細に扱って豪快に飲み切ろう
『No.6』を無事に入手できた際には、保冷バッグで運ぶことがおすすめです。帰宅後はもちろん冷蔵庫に入れましょう。それくらい繊細な日本酒なのです。
生鮮食品と同じく扱えば、フルーティーさと伝統的な深みのある味わいを護れます。秋田県の素晴らしい気候までも味わうように、存分にNo.6を楽しんでくださいね。