
サントリービールの代表銘柄である『プレミアムモルツ』と『ザ・モルツ』をご存知でしょうか?
プレミアムビールといえばプレミアムモルツを思い出すほど、高級ビールとして人気のある商品ですが、ザ・モルツとは一体どのような違いがあるのでしょう?
この記事では、それぞれの違いと特徴について解説していきます。
プレミアムモルツの特徴

2003年にサントリーから発売されたプレミアムモルツ。
2005年〜2007年に3年連続でモンドセレクションを受賞した事で一気に有名になり、今や日本の高級ビールの代表格といっても過言ではない存在です。
こだわりの製法を持っており、香料を使う事なく厳選されたダイヤモンド麦芽(チェコやその周辺国などで収穫、製麦された希少な麦芽)、天然水、ホップ酵母の発酵で作られています。1つ1つの製造過程に職人のこだわりが垣間見えます。
味わいの特徴は、口当たりの深いコクと癖になる苦味です。生ハムやオリーブなどの洋食や、お漬物やお刺身などの和食に合わせるのがおすすめです。
ザ・モルツの特徴

『ザ・モルツ』は2015年まで『モルツ』として販売されており、リニューアルされた商品です。リニューアルの理由は、プレミアムモルツの売り上げに圧倒されてモルツの売り上げが伸びなかった事が原因といわれています。
プレミアムモルツとの大きな違いは、ほのかな甘味です。深い苦味が特徴なプレミアムモルツとは違い、ザ・モルツ独特の甘みを持っており、ビール本来の味を複層的に感じられるのが特徴です。コクと旨味が飲んだ瞬間にガツんと来るビールと言えるでしょう。
リニューアル前は白いパッケージで大人しめなデザインでしたが、現在はほんのりピンク色が掛かった、麦芽をイメージしたゴールドのデザインへと変更されて、より一層高級感のあるデザインとなりました。
『プレミアムモルツ』と『ザ・モルツ』の違い
どちらのビールも、サントリーの職人がこだわり抜いたダイヤモンド麦芽と天然水を使用して作られたビールですが、以下の違いがあります。
プレミアムモルツは香り高くフルーティーな味わい、ザ・モルツはクリーミーな泡で飲んだ瞬間の甘みとコクが特徴と言えます。
プレミアムモルツはモルツに比べて、プレミアムモルツは1.2倍多く麦芽を使用しており、アロマホップを2倍使用しています。高級ビールである所以でしょう。
『プレミアムモルツ』と『ザ・モルツ』のカロリー
それぞれ350mlあたり以下のカロリーです。
- プレミアムモルツ:164.5kcal
- ザ・モルツ:150.5kcal
微々たる差ですがザ・モルツの方がカロリーが控えめですね。
『プレミアムモルツ』と『ザ・モルツ』のアルコール度数
続いてそれぞれのアルコール度数を比較していきましょう。
- プレミアムモルツ:5.5%
- ザ・モルツ:5.5%
それぞれのアルコール度数には違いはありません。
まとめ
以上、プレミアムモルツとザ・モルツを比べてみました。
今回この2種類を調べた事により分かった事は、とても細かい部分にまでこだわったモルツブランドに対するサントリーの熱意です。
リニューアルを重ね、向上心を忘れないサントリーの勢いは、今後も多くのファンを作っていく事でしょう。