
今回は高知県の土佐酒造で醸造されている日本酒『桂月』について紹介します。
味の幅広さに定評があり、男女問わずファンの多い銘柄です。
そんな『桂月』の味わいの特徴と人気銘柄について解説していきますので、お気に入りの1本を探してみてくださいね。
桂月とは
『桂月』は高知県土佐町にある土佐酒造で造られている日本酒です。
高知県の日本酒の多くは淡麗辛口という特徴がありますが、桂月は辛口だけでなく果実香を楽しめて甘酸っぱい味わいが特徴です。
辛口から甘口、スパークリング日本酒までさまざまなラインナップを揃えており、飲む人の趣向に合わせてお気に入りの日本酒を探すことができます。
また食事とよく合う日本酒であることも特徴の一つ。和洋中問わず色んな料理と合わせやすい食中酒としても人気を博しています。
土佐酒造株式会社について
高知県山間部の嶺北地域にある土佐町に酒蔵を構えている土佐酒造。創業は明治10年(1877年)です。
酒米と水の両方へのこだわりが強い酒蔵であり、嶺北地方に流れる豊かな源流水と地元の棚田で育てられら酒米を100%使用した酒造りが行われています。
また昔から代々受け継がれてきた伝統的技法も織り交ぜながら新たな酒造りに精力的に励んでいます。
土佐酒造の日本酒はきれいな酒質で、食中酒として合わせやすい銘柄が豊富に揃っています。
桂月のおすすめ5選と口コミを紹介
『桂月』は辛口から甘酸っぱい味わいのものまで、さまざまな種類があります。その中でも特に人気のある銘柄を紹介していきます。
桂月 cel24 純米大吟醸50

高知県が独自の研究開発によって生み出した高知県産酵母「cel24」が使われいる日本酒です。
その味は「甘酸っぱくも華やかな香り」が特徴。
全体的な味わいとしてはリンゴやパイナップルを連想させる爽やかな果実香と、軽快な後味が楽しめ、甘味と酸味のバランスも良く飲みやすい味わいです。
開栓すると甘い香りで、口に含んでみればパイナップルのような風味。ただ甘味が際立つというわけでなく、案外サッパリとした苦味と旨味も感じます。
肉料理と相性良く、食中酒としても楽しめる一本です。
桂月 吟之夢 純米大吟醸45

高知県の酒造好適米「吟の夢」を使用した純米大吟醸です。
開栓時や含んだ時の香り高さと、後に残らないキレの良さが自慢の一本。
しっかりとお米の旨味も凝縮された才色兼備タイプ。ご贈答用として喜ばれる日本酒です。
オレンジのような柑橘系の香りと柔らかい口あたりが最初の印象で、後からは軽い酸味と旨味がフワッと感じられ、後口は爽やかと全体的に上品な味わいです。
桂月 銀杯

高知の日本酒好きに昔から愛されて続けている、桂月のロングセラーの一本。
キレの良い辛口と優しい甘味を兼ね備えながらも、飲み飽きることのない奥深い味わいと、食事への万能さが評価されています。
飲み方は香りとキレの良さを味わえる常温~燗酒がおすすめです。
桂月 超辛口 特別純米60

キリッとした土佐酒ならではの辛口をご所望なら、桂月の数ある銘柄の中でも生粋の辛口に仕上がっている特別純米酒を推薦します。
土佐嶺北地方で栽培された「秋津穂(あきつほ)」を酒米が使われており、淡麗辛口な味わいを最大限に楽しむことができます。
心地よい苦味がアクセントになった旨口タイプの日本酒で、淡麗のスッキリ感よりもお米の強さがしっかりと感じられます。
広大な土地に広がる棚田を思い浮かべながら飲めば味わいは格別です。
桂月 スパークリング酒 匠(John)

フランスで開催される日本酒コンテスト「Kura Master」のサケ スパークリング部門で2019年と2022年に金賞を受賞した、スパークリング日本酒です。
口の中でシュワっと広がる炭酸ガスの心地よさと品のある香りに定評があり、海外からも飲みやすいという声が届くほどです。
お刺身や天ぷらなどの和食だけではなく、ワインのように洋食と合わせて楽しむこともでき、食事と一緒に飲みたい一本です。
桂月はどこで買うことができる?
全国各地の正規販売店からお酒専門の通販サイト、Amazonや楽天などで購入可能です。
ただ銘柄によっては売切れの可能性もあるので、その場合は高知県の酒販店や土佐酒造に問い合わせてみると購入できる場合もあります。
おわりに
今回は高知県の山間部で育まれた日本酒『桂月』について紹介してきました。
甘口、辛口、スパークリングと種類豊富で、どのタイプも料理と一緒に楽しめる食中酒として評価が高い日本酒です。
いろいろと飲み比べて、ぜひあなたのお好みの1本を探してみてくださいね!