お酒の知識

ビールはなぜ苦い?苦味の正体や飲みやすい銘柄・アレンジを紹介!

「とりあえずビール」という言葉もあるほど、お酒の代表格とされているビール。

しかし、お酒を飲み始めた若い方の中には「ビールの苦味が苦手…」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ビールが苦い理由や、ビール初心者でも飲みやすい銘柄・アレンジ方法についてもご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さいね!

ビールはなぜ苦いのか

ビールが苦い理由。それは「ホップ」を使っているからです。

ホップとは、ビールを造る上で欠かせない、つる性の多年生植物です。緑色で、松ぼっくりのような見た目をしています。

ホップには雄株と雌株があり、ビール造りには雌株の花が使われます。

ビールの苦味の素となるのが、雌株の中心部に付着している「ルプリン」という黄色い粒。ルプリンに含まれる「α酸」が醸造の過程で煮沸されると、「イソα酸」という成分になります。この「イソα酸」がビールの苦味の正体です。

α酸の量は、ホップの品種や生産地により異なります。また、ホップの使用量や煮沸時間によって苦味も変わってくるため、醸造家によって全く違った味わいのビールができます。沢山の種類があるビールですが、一つとして同じ味にはならないのですね。

ビールの苦さを表す指標としては、「IBU(国際苦味単位)」というものがあります。IBUではα酸の含有量やホップの使用量をもとに、苦味の度合いが決められています。

ただ、味覚には個人差があり、その日の体調などによっても苦味の感じ方は変わります。「IBUが高いほど苦い」とは一概に言えないのですが、ビールを選ぶ際の目安にはなります。最近はIBUがメニューに書かれているお店もあるので、参考にしてみると良いですよ。

ビールはなぜ苦くても美味しいと感じる?

飲み始めた時は「苦くて飲めない…」と感じていたビールでも、だんだんと美味しく飲めるようになる人もいます。それはなぜでしょうか?

理由は、年齢を重ねるにつれて味覚は変化するからです。

子供の時は、甘味や旨味などは美味しいと感じますが、「苦味」は美味しいと感じません。実際ピーマンが嫌いな子供は多いですよね。しかし、大人になると克服できる方が多いように、苦味も成長と共に美味しいと感じるようになります。

そのため、今はビールが苦手と感じている方も、この先美味しく飲めるようになる可能性は十分にあるのです。

また、ストレスを感じているときは味覚が鈍くなり、苦味を感じにくくなります。疲れた時や仕事終わりに飲むビールが美味しいと言われるのはそのためですね。

さらに、何度かビールを飲んでいくうちに、脳が「安全な飲み物」と判断し、苦味も気にならなくなります。飲み慣れると、のど越しや冷たさを楽しむことができるようになりますよ。

飲みやすいビールの銘柄とは?

スーパーやコンビニなどで売られている、飲みやすいビールをいくつかご紹介します。

ザ・プレミアム・モルツ 香るエール(サントリー)

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「プレモル」の愛称でも親しまれている、ザ・プレミアム・モルツはフルーティーな味が特徴のビールです。この「香るエール」は通常のプレモルよりさらにフルーティーで香りも良く、軽やかで飲みやすいです。

よなよなエール(ヤッホーブルーイング)

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柑橘類のフレッシュさが特徴のクラフトビールです。甘さも感じられるのでとても飲みやすいです。苦味が少ないビールのため、香りやのど越しを楽しめますよ。

のんびりふんわり白ビール(エチゴビール)

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苦味があまり強くなく、飲みやすい白ビールです。商品名の通りふんわりとやわらかく、口当たりが良いのが特徴です。可愛らしいパッケージなので女性にもおすすめです。

アサヒ・スーパードライ(アサヒビール)

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銀色のパッケージで有名な、多くの方に愛される国産ビールです。癖がなくゴクゴク飲めるので、食事にも合います。苦味もそこまで強くなく、ビール初心者の方にもおすすめですよ。

ビールを飲みやすくするアレンジ方法

ビールを飲みやすくする方法として、「ビアカクテル」にアレンジするのもおすすめです。

色々なドリンクで割るだけで、簡単においしいカクテルができますよ。ビールの苦味がどうしても苦手という方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

代表的なものをいくつかご紹介します。

シャンディガフ

ビールとジンジャーエールを同量で割ったカクテルです。ジンジャーエールが苦味をやわらげ、さわやかな味わいになります。

コークビア

シャンディガフと同じ要領で、ビールとコーラを同量で割って作ります。コーラの甘さで苦味が気にならなくなります。日頃からコーラを良く飲む方におすすめです。

レッドアイ

ビールとトマトジュースを同量で割ったカクテルです。トマトジュースの甘味と酸味で、とてもフルーティーな味わいになります。

ビターオレンジ

ビールとオレンジジュースを同量で割ったカクテルです。オレンジジュースの酸味と甘みで苦味が抑えられ、さっぱりと飲みやすくなります。

まとめ

今回は、ビールが苦い理由、飲みやすい銘柄やアレンジ方法についてもご紹介しました。

ビールは苦味が特徴のお酒なので、最初から美味しいと感じる方は少ないかもしれません。しかし、歳を重ねるにつれて味にも慣れ、のど越しや香りを楽しめるようになる方も多いです。

皆さんも、自分なりにビールの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

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